DQNの子がDQNになってしまう理由は、
フレデリック=ウィリアムズが提唱している「貧困のサイクル」で説明するのがわかりやすい。
「貧困のサイクル」は有名なので、知っている方もいると思う。
簡単に説明すると、親が貧乏だと子どもの発達上よくない環境になり、
子どもの成績が思わしくないものになって、よい職にありつくことができない。
二代目も貧乏になってしまう。この悪循環を「貧困のサイクル」という。
これはDQNに対して当てはめてみても、同じである。
親がDQN職だと、収入が少ないために「経済上の不利」が発生する。
経済的に恵まれないため、子どもの「発達上の不利」が生じる。
小学校以前での発達が遅れるため、小学校後において「教育上の不利」が発生する。
よい教育を受け容れることができないため、今度は就職時に不利になる。
この「雇用上の不利」が「経済上の不利」に繋がって、延々とループしてしまう。
こうしてDQNは再生産されてしまう。
DQNは生まれながらにしてDQNなのではない。
社会の中にはDQNのサイクルがあり、
普通の人でも「発達上の不利→教育上の不利」を経て、DQNになってしまうのである。
そしてDQNは「雇用上の不利→経済上の不利」を経て、DQNを育てることになる。
この連鎖は、どこかで断ち切らねばならない。
国家が「経済上の不利」に対して支援を行うのもひとつの方法なのだが、
DQNは金の使い方もDQNなので、子どもの教育に金を回さない。
そうした「社会文化的相」もあって、なかなか「DQN再生産の連鎖」を断ち切ることは難しいのだ。
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